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兵役時の記録

2008-01-06
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ブリヂストン美術館がカイユボットの《イエールの平原》を新所蔵&展示

カイユボットの「ピアノを弾く若い男」を所蔵しているブリヂストン美術館さんが、
「イエールの平原(イエール、牧草地)」を新たに所蔵したらしいですよ!!

ブリヂストン美術館のお知らせ»


おぉ!素晴らしいですね!!!!!
先だって所蔵した「ピアノを弾く若い男」は都会生活のひとこま
この「イエールの平原(イエール、牧草地)」はパリから離れた田舎の風景
どちらもカイユボットの作品を語る上では欠かせません。



「ピアノを弾く若い男」はとっても素敵だけど、
「パリの通り、雨」「ヨーロッパ橋」など、このスタイルだけがカイユボットではないと知ってほしいなぁと思っていたので「イエールの平原」をブリヂストン美術館が所蔵したことは、日本におけるカイユボット研究の更なる一歩となることと信じています!


この作品は2013年に開催された「カイユボット展」にも展示されていた作品なのですが
《イエールの平原》は、この展覧会において日本ではじめて紹介されました。
縁あってこのたび、ブリヂストン美術館のコレクションとなりました。

なのだそうです。
カイユボットが多くの絵を描いたイエールの作品を日本が所蔵したことで
フランス・イエールと日本の結びつきも深くなればイイナと思います。


カイユボット展に行けなかったという方は
現在開催中の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」展で「ピアノを弾く若い男」と共に鑑賞することができます。


残念ながらブリヂストン美術館は2015年5月18日より改装工事のため数年間の休館に入ります。
5/17(日)までに是非お出かけください!
もし日本を巡回するようなことがあればまた拙サイトでもお知らせさせていただきます。

カイユボット三兄弟の写真

カイユボット三兄弟の写真を入手しました。



おぉ。これは貴重ですよ。

カイユボット自身やマルシャルの写真はパリや東京の展覧会でご覧になった方もあるかもしれません。

しかしマルシャルによって撮られた写真は1891年以降のものなので、

若くして亡くなってしまった真ん中の弟ルネ(1878年11月享年26歳)は当然写っていません。






誰が誰なのか、いつ撮られた写真なのかははっきりしませんが、私が思うに

  一番右はギュスターブ(顔の丸さと髪型が1863年に撮影された写真とよく似ている)

  真ん中がマルシャル(顔がギュスターブより面長で、面影あり)

  一番左がルネ

次期は1863年(ギュスターブが15歳頃)かそれ以前ではないかと。

(1863年に撮影された写真と服装が同じ。でもちょっと幼い感じがないわけでもない)



完全に憶測ですけど、一番下のマルシャルがリセのルイ・ル・グランに入学をして

その記念に三人で撮ったものなのかも?!



もう一枚あります。




こ、これはすごいイケメン兄弟や・・・!!

先ほどの法則で言うと左からギュスターヴ、マルシャル、ルネになります。





この写真は「Gustave Caillebotte ou les aventures du regard(ギュスターブ・カイユボット 視覚の冒険)」(アラン・ジョベール、1994)という映画の中で流れているそうです。

そしてこの映画は現在イエールで開催中のカイユボット展で見られるらしいんです!!




La Propriété Caillebotte à Yerres(別荘のHP。仏語)

FaceBookもあります。こちらもフランス語ですが写真を見ているだけでも楽しいですよ。



現地に行かれる予定の方は映画で写真を見てみてくださいな。

そして今のところ予定の無い方も7月までまだ余裕がありますので是非ご検討ください(・ω・)ノ



拙サイトでの案内です。↓

フランス・イエールでの展覧会のお知らせ(2014年4月5日-7月20日)>>





行ってきたシリーズのイエール編、まだ書いてないんだよなぁ。。。あばばヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノ

東出昌大さんがカイユボットの「床の鉋削り」をオススメ!

突然ですが、皆さんNHKの朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」 見ていますか?

私は毎日見ています^o^ノ


なぜ、そんな話を突然するのかといいますと、
ヒロイン杏ちゃんの相手役「西門悠太郎」さんを演じている東出昌大さんが
このたび新国立美術館で開かれる『オルセー美術館展 印象派の誕生−描くことの自由−』のナビゲーターに就任し、その就任会見の中で、なんとカイユボットの「床の鉋削り」をイチオシとしてあげてくださったんですって!

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東出昌大「美術展はひとりで」オルセー美術館展のナビゲーターに就任!
– Woman Insight | 雑誌の枠を超えたモデル・ファッション情報発信サイト http://www.womaninsight.jp/archives/56491 @womaninsightlabさんから


このニュースについていくつか検索してみたのですが、
以前仕事で行ったときに(カイユボットの)『床を削る人々』を生で見ましたが、もう一度見たい。(略)」と語った。とのことです。

私の中の悠太郎株が300倍にアップしました。
この部分、もっと詳しくニュースになればいいのに(▼皿▼)!!!




そのオルセー美術館展にはもちろんこの作品が来日しますよ!
(2014/7/9〜10/20、巡回なし)


床の鉋かけ


絵画鑑賞好きさんに限らず、
ごちそうさんファンの方も、東出さんファンの方もみなさんにカイユボットの作品をみてほしいな!

そしてこれからはカイユボットのことを好きな有名人を聞かれたときには
「東出昌大さんです」と一も二もなく答えようと思います。


フランス・イエールでの展覧会のお知らせ(2014年4月5日-7月20日)

さて、2013年も残すところ後1ヶ月を切りました。
ブリヂストン美術館のカイユボット展も12/29迄ですよ!
今年の汚れ、今年のうちに。
今年までの展覧会も忘れずに出かけて下さいね!

しかしどう頑張っても、どう頑張っても今年の展覧会にはいけない(>皿<)!
と涙を飲んでいるあなたに朗報です。
来年2014年はフランス・イエールでカイユボットの回顧展が開催されます!

イエールはカイユボット家の別荘のあった土地で、
カイユボットの作品にしばしば登場しているところです。
現在その邸宅は当時に近い形に復元され一般公開されているので、
「カイユボットの描いた風景を、彼の過ごしたその場所でみることができる」
というなんとも素晴らしい体験ができますよ!

基本イエールを描いた作品が出展されますので
ブリヂストン美術館で展示されていたパリの街並みと対比してみるのも面白そう。

ここにパンフレットを掲載しますので、今回カイユボットに深く興味を抱いた方、画家のゆかりの地を訪ね歩くのが好きな方、パリ郊外にちょっと寄ってみたい方、これを機会に是非足をお運び下さい!!
画像がイマイチなので、下にテキストを書き出してあります。

※2014年はサンフランシスコでも開催されるとの噂。アメリカなら行けるという方は心とお金の準備を。





回顧展
ギュスターヴ・カイユボットによる
印象派の傑作40点が、その着想の源である
イェールを再び訪れます。

2014年4月5日-7月20日



「釣り」1878年-油彩・カンヴァス 157×113cm 個人蔵
「イェール川畔、水浴する人々」1878年-油彩・カンヴァス 157×113cm 個人蔵
「イェール川のペリソワール」1878年-油彩・カンヴァス 157×113cm レンヌ美術館蔵


回顧展
《イェールにおけるカイユボット:印象主義の時代によせて》
没後120年を経てギュスターヴ・カイユボットの作品約40点が、それらが描かれたイェールの彼の旧邸内において、一般公開されます。
この回顧展は、展示作品のほとんどが未発表あるいはごく稀にしか展示されたことがないがゆえに、印象派展として貴重な機会でもあります。
世界各地の有名美術館が今回の展覧会に出展協力することを決定しています。かくしてワシントン・ナショナル・ギャラリー、ミルウォーキー美術館、ブルーミントン・インディアナ大学美術館、レンヌ美術館、そしてパリのオルセー美術館、マルモッタン・モネ美術館が所蔵する絵画が、画家自身の家族や個人コレクターらから貸与された絵画と併せて、展示される予定です。





「飛び込み台の男」1877年-水彩 69×88.5cm アジャン美術館蔵、オルセー美術館委託
「イェール川のペリソワール」1877年-油彩・カンヴァス 89×115cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
「邸内の庭」1875年-油彩・カンヴァス 65×92cm 個人蔵
「シルクハットをかぶったボート漕ぎ」1878年頃-油彩・カンヴァス 90×117cm 個人蔵



印象派の揺りかご、プロプリエテ・カイユボットを知る
この典型的な19世紀の邸宅は11ヘクタールの敷地を有し、《英国風の》不規則なレイアウトによって区画整備されました。父親がこの邸宅を1860年に入手したことで、ギュスターヴは夏の休暇をこの地で過ごし(1860-1879年)、庭園の木々をはじめとする植生や、曲がりくねった小道にとりわけ関心を示しました。
彼が描いた絵画作品の中に今日でも認められる、数々の着想の息吹が、邸宅の庭園にはあります。
避暑地の寛いだ雰囲気、あるいは川での様々な楽しみが、ここでは大きな位置を占めています。庭園のそこかしこを散歩すれば、若き日の画家の創作の息吹を与えた場所とその雰囲気を、発見することができます。

当邸はフランス文化省による歴史的建造物の保管リストに登録され、《著名な文化人の家》の称号を得ています。

カザン
外郭
キオスク、その地下に氷室
オランジュリー

プロプリエテ・カイユボットを訪ねる
パリから20km弱に位置するこの美しい庭園は、朝9時より毎日、一般開放されています。

庭園への入場は無料。
団体での訪問は予約制。
+33 (0)1 80 37 20 61

カイユボット菜園は一般公開されています。
お問い合わせ:
http://potagercaillebotte.free.fr

ボートまたはカヌーでの遊覧

お食事
レストラン-ティ-サロン
ル・シャレ・デュ・パルク-フィリップ・ドゥトルブ
フルコース-朝食
ランチ-ディナー-各種パーティ-料理教室
営業 火曜-日曜
9:00-22:30
www.chaletduparc.fr
tel.+33 (0)1 69 06 86 29

カイユボットのお土産
邸内で販売されるグッズにて、プロプリエテ・カイユボット訪問のお持ち帰りできます。
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Propriété Caillebotte
8, rue de Concy 91330 Yerres (Paris) FRANCE

パリからの簡単なアクセス
●パリGare de Lyon、Chateletより近郊線RER D線で約20分、Yerres駅下車。
●パリ、ポルト・ドゥ・ベルシーよりお車で約30分

アクセス地図はwww.yerres.frにて。
その他のお問い合わせは+33 (0)1 80 37 20 61
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さて、、実は「行ってきましたシリーズ」まだイエール編に突入していないのよね・・・
今年中に完結目指してがんばります!!

行ってきました(11)|アルジャントゥイユ橋
行ってきました(10)|アルジャントゥイユ
行ってきました(9)|兄弟で暮らしたオスマン大通りの家
行ってきました(8)|カイユボットのアトリエ&モネの家
行ってきました(7)|カイユボット家の貸しビル その2
行ってきました(6)|カイユボット家の貸しビル その1
行ってきました(5)|パリの通り、雨
行ってきました(4)|ヨーロッパ橋
行ってきました(3)|モンソー公園
行ってきました(2)|青年時代の家
行ってきました(1)|カイユボットの生まれたところ


カイユボット展「ヨーロッパ橋にて」みてきたよ

ブリヂストン美術館でのカイユボット展、開催中ですね!!!!!

初めは土曜講座にあわせて会期の後半にいくつもりだったのですが、
なんと「ヨーロッパ橋にて」が期間限定展示されるとの情報が!
この作品は私の中では「カイユボット展に来ていたら個人的に嬉しい「10点」※」の中のひとつなので、
是が非でも、黒が白でも行かなくては!!
これだけを目当てにとんぼ返りで行って参りました。

※ちなみにこの10点、打率は4割でしたねぇ。ちょっと残念。


今回の展覧会にはカイユボットの代表作のひとつである「ヨーロッパ橋」も来ているのですが、
この「ヨーロッパ橋」と「ヨーロッパ橋にて」が壁のコーナーに直角に展示されていて、
ふたつの作品に囲まれながらこれらを同時に鑑賞することができるのです。



ヨーロッパ橋を巡る遠景と近景の写真を並べてみているようでした。
ある日の橋はこんな風で、ある日の橋はこんな風景だったのかなぁと思いをはせることができます。

「ヨーロッパ橋にて」は想像していたよりも色味がグレーで、丁寧ながらぽってりとした筆致が印象的でした。
(もっと写実的な絵筆だと思っていたので少し意外。これについてはまた今度エントリしよう。)
そして鉄橋のつくる直線、斜線、扇形、三角形、楕円。


・・・なんてちょっと詩的に語ってみました(*´ェ`*)


トリミングと鉄橋のつくる形も大胆だと思ったのですが、
この”ほとんど灰色”という画面も大胆だなぁと感じました。
そんな中で山高帽の男の水色のジャケットがよいアクセントになっていました。



帰り際にはこんな風にみえます。
e

シルクハットの男性と同じポーズでこの作品を眺めたらいいんじゃないかな!?

「ヨーロッパ橋にて」は11/10(今週末!)までの限定公開ですよ。
いっそげーーーー!

いつでも行けるけど、そのうち。と思っている方がいたら、日曜までにいくべきだと強くオススメします。

カイユボット展特設サイトと展示作品紹介

10月10日よりブリヂストン美術館で開催される「カイユボット展 都市の印象派 日本初の回顧展」の特設サイトもできましたね!

カイユボット展の情報の他、生い立ち、作品についてなどがわかりやすくのっています。
最新情報による「学芸員のブログ」、「写真家Mのカイユボット展ブログ」も随時更新中だそうですので、是非チェックしてみて下さいね★
特にカイユボットの作品は写真の視点抜きでは語れませんから、写真家さんから見たカイユボットについてのお話は大いに楽しみです。



そしてこのサイトの色味。嬉しいですね!
カイユボット特有の青みがかった紫色!!
こんな感じの。


室内、窓辺の女性

それに個人的にはこのCaillebotteというフォントと見切れ具合も好きです♪



以下、この特設サイトに掲載されている作品(展示予定作品)のご紹介です。
(順不同)

ヨーロッパ橋



麦わら帽子をかぶった自画像(夏帽子の自画像)



ハウスペインター(建物のペンキ塗り)



カヌー(イエール川のペリソワール)



昼食



ピアノを弾く若い男



マルシャル=カイユボット夫人の肖像



シルクハットのボートこぎ(シルクハットをかぶったボート漕ぎ)



読書するウジェーヌ=ドーフレヌ(読書するウジェーヌ・ドーフレンヌの肖像)



室内、窓辺の女性



室内、読む女性



自画像



ピアノレッスン



パリの通り、雨 (習作)



パリの通り、雨のデッサン



ジャンヌヴィリエの平原、黄色の丘



静物: 鶏と狩猟の獲物(静物、鶏肉と吊されたジビエ)



—–
以下、9/15追加

ヨーロッパ橋 (別バージョン)
↑この作品は2013年10月10日〜11月10日までの1ヶ月限定での展示となります。


イタリア大通り



ペピニエール通りの兵舎



上から眺めた大通り



アルジャントゥイユに続くセーヌ支流、陽光

—–

わぁお!
でもこのページで見たからって、作品を見た気になってもらっちゃ困るぜ!
本物は、やっぱり楽しみです(v´∀`)ハ(´∀`v)ヤッタネ☆

オランダでもカイユボット展開催だーーー

オランダはデン・ハーグ美術館で「カイユボット展」が開催される模様です!!
(2013/2/2〜 公式サイトはこちら
※会期終了は公式サイトに具体的な記述がありませんが5/20とのことです。
(追記:5/20だと公式に記載されているのを確認しました。(2013/02/02))

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ギュスターヴ=カイユボット (1848-1894) はフランスの印象主義の陰の立て役者でした。
裕福な家庭に生まれ、絵画市場に迎合する必要がなかったので、彼の先駆的な作品は革新的で斬新で妥協しないものでした。
また、カイユボットはパトロンとしても印象派の成功に重要な役割を果たしました。作品を購入し、印象派展を組織化することで友人のモネやルノアール達をサポートしたのです。
フランス、イギリス、アメリカなどの国々の美術史家は少し前よりカイユボットをパトロンとしてだけでなく芸術家として評価していましたが、2013年春にデン・ハーグ美術館で開催される展覧会はこの偉大な芸術家のオランダにおける初の回顧展となります。
カイユボットの作品と新しい写真技術が相互に影響を与えていたという事に重点を置いた展示となります。

——————

これって、先日のシルン美術館で開催されていた企画展の巡回先・・・???
詳細が全然わかりませんが、下記の3点がでることだけ確実です。
なんにしても世界でカイユボットが注目されてきているという感じがして楽しいです!!

床の鉋かけ

洗濯物、プティ=ジャンヌヴィリエ

オスマン大通りの安全地帯


その他の展示情報はTOPページに載せていますのでご覧下さい。
またもし何か情報をお持ちの方はメール、またはTwitterでお知らせいただけると大変大変喜びます。

2013年10月カイユボット展開催!!!!!!!

あけましておめでとうございます!

今年はなんということかビッグニュースが飛び込んで参りました。

昨年カイユボットの「ピアノを弾く若い男」を所蔵したブリヂストン美術館さんが
なんとカイユボット展を開催されるそうです!!!

ギュスターヴ・カイユボット展 (仮称)
2013年10月10日(木)〜2013年12月29日(日)




ギュスターヴ・カイユボット(1848–1894)はモネやルノワールとともに印象派を代表する画家で、1876年の第2回印象派展以降、5回にわたって印象派展に参加しました。その存在は、仲間の作品を購入することによって、経済的に彼らを支えたほか、印象派展の開催の継続などでも、仲間の意見調整や経済支援などをおこなった人物として知られています。しかし近年では、印象派の画家としての活動に関心が集まり、作品の再評価が進んでいます。すなわち、ドガと同様に、近代都市パリの新しい風俗や都市風景を光り溢れる繊細な筆致で描いた作品に関心が高まっているのです。本展は、印象派を中心とするコレクションを美術館の中核にすえるブリヂストン美術館が、開館以来半世紀を経て、印象派の代表的な画家であるギュスターヴ・カイユボットを日本において初めて紹介しようとするものです。


\(≧∇≦)/ひゃーーーーーー\(≧∇≦)/
う、う、うれしーーーーー!!!

どんな作品が日本にやってくるのか楽しみです。
図録が日本語で出版されるというのも喜ばしいことですね。


さらに、ブリヂストン美術館さんでは今年の年間パスポートを発売されているようです。
これで何回でもカイユボット展に足を運べますよ〜!!
—–
2013年に当館で開催する、コレクション展、テーマ展、特別展を何度でもお好きなだけご覧いただけるとってもお得なパスポートです。
しかも、同伴者お一人様も無料でご入館いただけます!
—–
数量限定だそうですのでお買い求めはお早めに。詳細はこちら »


去年は「日本におけるカイユボット「再々発見元年」」だ!と書きましたが
今年もいい発進ですね!

このサイトものんびりしている場合ではないですね。
もっと勉強して、いろいろ知りたいと思います。

今年はtwitter(@caillebottenet)で、カイユボットの作品をカラーの作品を中心に、ちょくちょくご紹介していきます。
もしよろしければFollowしてくださいませ☆(ゝω・`) .。. :*

これはカイユボットの日本における《再々発見元年》と位置付けていいと思う!(ブリヂストン美術館「ピアノを弾く若い男」)

bridgestone.jpg

この度、ブリヂストン美術館さんにご丁寧にメールをいただきまして、
「あなたに見せたい絵があります。−ブリヂストン美術館開館60周年記念−」
の内覧会にお邪魔して参りました。

私の目的はもちろんコレ、


ブリヂストン美術館が新しく所蔵した「ピアノを弾く若い男」です!
日本の美術館では初めて※カイユボットの「前期」の作品を「常設」したのですから
Caillebotte.netとしては喜び勇んでお伺いするしかありません。

※初期でない作品では東京富士美術館の「トゥルーヴィルのヴィラ」があります。
あと、古い情報ですがAska International Ltd.,が2作品持っているとかいないとか?(未確認)




一応、カイユボットについておさらいしますと
————————————-
・印象派の画家たちを経済的、精神的に支えた
・印象派展の開催に尽力した
・死後にコレクションしていた印象派の作品を国に遺贈し、現在のオルセー美術館の重要な核となった
・自身も印象派展に出展するなど画家としても活動していた。
・代表作は《床の鉋かけ》《ヨーロッパ橋》《パリの通り、雨》など

・経済的に恵まれていたため絵を売る必要が無く、また早くに無くなったため、その存在はあまりメジャーではない。
————————————-


この作品は1876年にカイユボットが初めて参加した第二回印象派にも展示されたもので、
音楽家でもあったカイユボットの一番下の弟マルシャルがモデルをつとめています。

この「ピアノを弾く若い男」は、「印象派」と私たちが聞いて頭にまず浮かぶような
大胆な筆致で描かれたものとはことなり
むしろアカデミックな作品のように丁寧な筆致で描かれています。
ですから「印象派??」と思われるかもしれませんが近代生活の都市風景を描いた様子やカーテンから差し込む柔らかな光の様子を捉えているところはやはり印象派の作品だと言ってしかるべきでしょう。


81×116cmという少し大き目の作品で細部までしっかり見ることができます。
私的に是非見て欲しいところを挙げますので参考にしてください(●ゝω・)

もちろん、以下に関わらず好きに感じていただければOK。
Don’t think but feel ですよ!

————————————-
《光の様子》
カーテンから差し込む光の行方を是非追ってください。
左手の大きな窓からレースのカーテンを通って差し込む光。
左下の床は明るく照らし、ピアノの下の床は暗くなっています。

《ピアノへの映り込み》
またその光がピアノにマルシャルのピアノを弾く指や鍵盤、壁のモールや模様を映し込ませています。
この映り込みは画集などではあまり感じなかったのですが、
実際に見てみると実にキリッとしていて、この作品によいアクセントと緊張感を与えていると思います。

《ピアノ》
このピアノはかつてフランスを代表した、エラールのピアノだそうです。
今一般によくみるグランドピアノとは違ってピアノの先のところが丸くありません。
(エラールのピアノが全部が全部丸くない訳ではないと思いますが)
もしもここが丸かったら、この作品から受ける印象はもう少し違うものになっていたかもしれませんね。

またこのピアノは発表当時「デッサンがおかしいのでは?」と言われたそうです。
確かにこの作品の前に立つと、全体的に短縮方気味なのか
なにかしらの違和感を感じます。
特に、真正面からではなくて、ぐっと斜めから見るとすごく不思議な感じがしました。

79_1_car.jpg
▲右から左からお試しください。

これこそ実際に作品を見てみないと分かりません。
是非お試しあれ!

《マルシャルとピアノ》
マルシャルの目線。画集に載っている画像ではさっぱり分かりませんでしたが
このマルシャルは確実に譜面を見ています。
そしてピアノを弾いています。
それを感じると、この作品がぐっと身近に感じられることでしょう。

譜面にも音符がきちんと見えました。
私は音楽に疎いのであれですが、お詳しい方、よく見てみてください♪
(そして私にどんな感じの曲なのか教えてくださいmm)

《壁や絨毯の模様》
当時お金持ちだったカイユボット家の裕福そうな壁紙や絨毯の模様がしっかりと描き込まれているところ。
レースのカーテンの模様まで描かれていますので、こちらにも注目です。

《材質の違い》
レースのカーテン、椅子のベロア・レースの柔らかな材質とピアノの堅い材質の対比がおもしろいです。
また隣のビルディングがカーテンから透けて見える様子も見てください。

《構図》
こんな室内の作品でもカイユボットの好きな「遠近法の構図」が感じられます。
縦の線として窓、カーテン、壁のモール、壁の絵、ピアノの脚など
斜めの線として、窓、バルコニー、床、ピアノ

《サイン》
作品の右下にサインがあります。
絨毯の模様にまぎれてわかりづらいですが、これもよく見て探してください!
————————————-


嗚呼!こうして書いているだけでテンションが上がってくる私です!

実はこのサイトは「カイユボットをパトロンとしてだけではなく一人の画家として評価していこう」というコンセプトに基づいているのですが、
カイユボットの作品が日本に常設されたということは
今後これを見た方に、「画家」として知ってもらう/評価してもらう
よいきっかけになるだろうと期待しています。

つまり、今年は日本におけるカイユボット「再々発見元年」といっていいと思います!

今後が楽しみになってきました^o^

※再発見は1970年代です。



最後にブリヂストン美術館さんの宣伝を

anatani.jpgあなたに見せたい絵があります。-ブリヂストン美術館開館60周年記念
2012年3月31日(土)〜2012年6月24日(日)

学芸員の方たちの、純粋に「これら絵を見てもらいたい!」という珠玉の109作品が展示されています。
ここはカイユボットブログと言うことでその他の作品については触れませんが
その他の作品も見応えのある作品でした。

約三ヶ月という長い会期に加え、休館日は4/15(日) 4/23(月) 5/28(月)のたったの三日間!
この展覧会にかける思いが伝わりますね。

東京駅からもすごく近いので、旅行の空いた時間に行くことだってできますよ!


また、今回の展覧会の図録にも約8ページにわたって
「ピアノを弾く若い男」の解説文が載っています。
カイユボット単体の解説文は日本では数少ないですから、これも是非とも読んでください!

ピアノを弾く若い男」サイト解説文



あー、とにかくこの記事を読んだ人はみんな行って!!!

3/31公開:ブリヂストン美術館がカイユボットの「ピアノを弾く若い男」を所蔵

Bonjour tout le monde!
なんか色々なことが途中かけでこんなにもあいてしまっております。
そうこうしているうちに、重大なニュースをちょうだいいたしました!

自らのアンテナの感度が低くて申し訳ないです。
情報本当にありがとうございます!!

この度、ブリヂストン美術館がカイユボットの「ピアノを弾く若い男」を所蔵したそうですよ!!

————————————
3月31日から6月24日まで開催する特別展「あなたに見せたい絵があります。-ブリヂストン美術館開館60周年記念」で、ブリヂストン美術館が新たに収蔵した作品2点を公開します。
1点目はギュスターヴ・カイユボットの《ピアノを弾く若い男》です。



▲ギュスターヴ・カイユボット《ピアノを弾く若い男》1876年、油彩・カンヴァス

印象派の画家ギュスターヴ・カイユボットは、ルノワールやモネら仲間たちを経済的に支え、印象派展等の開催でも意見調整や経済支援などを行い、さらには後世に印象派の重要な作品を残す努力をした人物としてその名を知られています。しかし、近年では画家としての活動に関心が集まり、作品の再評価が急速に進んでいます。ブリヂストン美術館は、このたびこの作家の作品を初めて収蔵しました。
美術館ブログ
特別展の案内
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日本には他にカイユボットの作品を所有しているところもあるのですが、
これは彼の初期の作品でもあり、
カイユボットが初めて参加した第二回印象派展にも出された作品でもあります。
以前はパリの個人蔵だったそうです。


マルシャル\\\モデルとなっているのは、先日パリとカナダで開催された「カイユボット兄弟のプライベートな世界」でも大きく取り上げられた音楽家、写真家の弟、マルシャルです。
この作品はマルシャルをモデルにして描いた中では最初の作品だと言われています。
ギュスターヴと4つ違いで大変仲が良く
マルシャルが結婚するまで一緒のアパートに暮らしていたりもしました。


このピアノはかつてフランスを代表した、エラールのピアノ。
彼の作曲した曲は娘によれば「ワーグナー風」だったそうですよ。


室内に置かれたピアノ、細かい模様が施されている壁紙、壁に掛かった絵、重厚そうなカーペット、大きな窓、そして薄手のレースのカーテンを通して差し込む光。
この絵はピアノを弾く若い男を描いているにとどまらず
当時のパリの中流(お金持ち)階級の様子を描いています。
カイユボットお得意のパリ近代生活の様子、というやつですね。

1876年の印象派展でこの作品が発表された時、
何人かの批評家はこの上方からの視点でみた道具のアンバランスな見え方に困惑したようですが、
窓、カーテン、壁のモールディング、イスとピアノの脚、からなる縦の線と
床とピアノからなる対角線でカイユボットらしい遠近法的な構図になっているのではないでしょうか。

春になるのが待ちきれませんね!

ピアノを弾く若い男
ピアノを弾く若い男のためのデッサン1
ピアノを弾く若い男のためのデッサン2
ピアノを弾く若い男のためのデッサン3


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