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行ってきました(2)|青年時代の家

行ってきました第二弾。
本当は時系列的にはお父さんが別荘を買ったイエールが先なんですが、
飛んでミロメニル77番地の邸宅です。

カイユボットが18歳の頃、父マルシャルが当時できたばかりの高級住宅街に建てた家です。





ミロメニル通りとリスボン通りの角地にありましす。
ミロメニル通り側(写真右側)にはひとつの階につき7つの窓が、
リスボン通り側(写真左側)には5つの窓があります。

記録には4階建てで最上階は軒付で建てられたと記されています。
1階は使用人が使用しており、作業用の設備がありました。
2階は、作業部屋、小応接間、応接間、ダイニングルーム、オフィス、ビリヤードルームがあり、石階段で荷物用玄関の上にある室内用温室のある控え室に行けるようになっていました。
3階はそれぞれの部屋に化粧室があるベッドルームが6室と、ヒーター付のバスルームがあり、
4階には6人の使用人のベッドルームと様々な貯蔵室が、
中庭には荷物小屋と3台の馬車のための厩舎がありました。
すべての階に水道さらには温水、そしてガス、電導性の呼び鈴が行き渡っており、
それらの資産価値は土地を含め350,000フラン近くなのだそうです。


残念ながら1898年にだいぶ建て替えられてしまったとのことです。
今もきっとどなたかが住んでいるのでしょう。

ただ、カイユボットが住んでいたというプレートはあります。


—————-
GUSTAVE CAILLEBOTTE 1848-1894
MECENE DES IMPRESSIONNISTES ET ARTISTE-PEINTRE
A VECU ET TRAVAILLE ICI

ギュスターヴ カイユボット 1848-1894
印象派のパトロンであり画家
ここで暮らし、活動
—————-


この家にはカイユボットのアトリエがあったと考えられています。

ストーブのあるアトリエ

また他に何枚かこの家の中と思われる絵も描いています。


第二回印象派展に出展された「窓辺の若い男」。
モデルは弟のルネで、ミロメニル通り側の窓から外を眺めています。
この時は鉄柵ではなかったのですね。


同じく第二回印象派展に出展された「ピアノを弾く若い男」。
こちらはもう一人の弟マルシャルです。

さらにカイユボットの代表作の一つ「床の鉋かけ」もこの家だといわれています。




より大きな地図で カイユボット関連地図 を表示

この家で暮らしていた頃、カイユボットは印象派の仲間たちと出会い、
彼の代表作が生まれたのですねぇ。うんうん。

おすすめは地下鉄Monceau駅からモンソー公園を抜けて家を見学、
そのまま「ヨーロッパ橋」や「パリの通り:雨」の描かれた場所に向かうコースです♪


ちなみにジャン・ベローもこの家の絵を描いています

|2011-08-13|足跡個別ページ

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