東出昌大さんがカイユボットの「床の鉋削り」をオススメ!
突然ですが、皆さんNHKの朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」 見ていますか?
私は毎日見ています^o^ノ
なぜ、そんな話を突然するのかといいますと、
ヒロイン杏ちゃんの相手役「西門悠太郎」さんを演じている東出昌大さんが
このたび新国立美術館で開かれる『オルセー美術館展 印象派の誕生−描くことの自由−』のナビゲーターに就任し、その就任会見の中で、なんとカイユボットの「床の鉋削り」をイチオシとしてあげてくださったんですって!
東出昌大「美術展はひとりで」オルセー美術館展のナビゲーターに就任!
– Woman Insight | 雑誌の枠を超えたモデル・ファッション情報発信サイト http://www.womaninsight.jp/archives/56491 @womaninsightlabさんから
このニュースについていくつか検索してみたのですが、
「
以前仕事で行ったときに(カイユボットの)『床を削る人々』を生で見ましたが、もう一度見たい。(略)」と語った。とのことです。
私の中の悠太郎株が300倍にアップしました。
この部分、もっと詳しくニュースになればいいのに(▼皿▼)!!!
そのオルセー美術館展にはもちろんこの作品が来日しますよ!
(2014/7/9〜10/20、巡回なし)
「
床の鉋かけ」
絵画鑑賞好きさんに限らず、
ごちそうさんファンの方も、東出さんファンの方もみなさんにカイユボットの作品をみてほしいな!
そしてこれからはカイユボットのことを好きな有名人を聞かれたときには
「東出昌大さんです」と一も二もなく答えようと思います。
7/4(日) 先日の「日曜美術館(夢のオルセー美術館 傑作10選)」見逃しちゃった人に朗報です!
惜しくも先日の
「日曜美術館(夢のオルセー美術館 傑作10選)」見逃しちゃった人
・・・って、はい!それは私です。
ご連絡、心よりありがとうございます。
(本放送を見た人づてに聞いたところ)
カイユボットの作品と、彼が印象派を援助し続けたという下りもやるそうなので
BSが見られる方は是非是非お楽しみに〜(*^▼^*)ノシ
KIRIN〜美の巨人たち〜 にて
美の巨人たちで「床を削る人々(床の鉋かけ)」の放送があったらしいのですよー。
私は全く知りませんでがっかりです。
今のところ再放送の予定はないみたい。しょぼりんこ。
繊維業で財を成したブルジョアジーの家に生まれたカイユボットは、法律家になってほしいという父親の思いとは裏腹に画家を志します。
そして、第一回印象派展を見て、ドガに強い憧れを抱きます。
展覧会から一目散に帰って描いたのが今日の一枚、「床を削る人々」だといいます。
部屋で床を削る名もなき3人の労働者、それは画家の一番身近にあったパリの現実でした。
カイユボットはこの作品をサロンに出品、しかし落選してしまいます。
主題が卑しいからという理由でした。
ちょうどその頃から、カイユボットの不思議な行動が始まりました。
彼は創作活動の傍ら、他の印象派の画家たちの絵を片っ端から買っていきました。
それは、一体何故なのか?そこには、カイユボットの壮大な目的があった・・・。
(KIRIN〜美の巨人たち〜 より抜粋)
うっは〜ん。気になる。
ここからは私の推測ですが、
カイユボット父親にはかなり言いしれぬ思いがあったような気がします。
母親の絵は何枚か描いていますが、父親をモデルとした絵は一枚も描いていません。
もっとも母親を描いた絵も父親の没後ですから、母を描くことですら、父親に遠慮していたのかも。
カイユボットは父の希望に従って法律の勉強をしていましたが、同時に美術の学校にも通っていました。
その美術学校も印象派とは真逆の感じのエコール=デ=ボザールという官営の学校だったのですが
それですら父の影響があったのではないかと思っています。
でも、やはりカイユボットにとっては何か、違ったのでしょうね。
ほとんど学校には通っていませんでした。
第一回印象派展が開催されたのは、奇しくも父親が亡くなったのと同じ年でした。
絶対的抑圧の存在から解放されて、カイユボットはようやく自分の我こそはと思う道に進み始めたのかもしれませんね。