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「パリの通り、雨」の細部に迫る

「パリの通り、雨」を16分割してみました。

これ前からずっとやってみたかったんだ(^o^)♪




1.左手のアパルトマンの窓の上に三角の飾り屋根?がついています。右のアパルトマンの屋根の上の煙突も規則的にキチンと描かれているんですねぇ。


2.画面の奥(ここでいうと画像の下)の空はクリーム色に変化しています。窓にカーテンが掛かっていることもわかります。街灯はちょうど画面中央に配置されているようです。


3.傘の先は木か何かと金属でできていたのでしょうか。金属の部分は光が当たって反射しています。傘も光を浴びている部分は白っぽく。


4.こうして拡大してみると3本のラインのリズムが面白いですね。雨どいと壁の一部のラインなのかな?


5.こちらの傘には少ししわが張っているよう。傘を差していない男性(中央人物と御者)は肩を丸め気味。沢山の人物が往来しています。


6.建物には「PHARMACIE(薬局)」の文字が。建物の奥の方は工事中?やぐらのようなものが立っています。


7.メイン男性のシルクハットには絹の光沢。頬に赤みも差しています。少し垂れ目気味ですね^^
 画面左の女性二人のうち、こちらから見て右の女性はほとんどモノトーンで影のようなのに対し、左の女性は赤いスカーフか何かを首に巻いています。
 脚立を持ったハウスペインターがいます。雨になり作業中断しているのでしょうか?「ハウスペインター」とのつながりも感じます。

ハウスペインター」1877年


8.女性の顔のベールの細かい模様までわかります。少し耳が赤いようですが気温が低いのかしら??背を向けた男性は傘を傾ける気遣い。
 傘の輪郭が作る形が面白いです。


9.石畳を歩く男性の足下。細身ですね。傘を持つ指が丁寧に描かれています。


10.こちらはポケットに手を入れ少し足早に歩く男性の足下。


11.メイン男性の洋服。少しブルー味がかったベストとジャケットにシャツのボタンは金色?腕を組んだ女性はブラックシースルーの手袋をしているようです。


12.女性の上着もおしゃれ。身ごろと袖の生地は別生地みたい。中に着ているドレスはブルー&襟元が白?


13.石畳の習作を思い起こします。緑色は石畳が少し苔むしている?

パリの通り、雨のための習作、敷石」1877年


14.石が他よりくぼんでいる部分。


15.メイン男性の下半身。ジャケットは後ろが燕尾型になっているのかもしれません。


16.メイン女性のスカート。ここにも細かいドレープがかかっています。

5/6/9/10、6/7/8/10/11/12/14/15/16でもまたひとつの絵になりそうですね。

このすごく大きい画像(5,982 × 4,531 pixels, file size: 5.12 MB, MIME type: image/jpeg)はこちらで見ることができます!
http://en.wikipedia.org/wiki/Gustave_Caillebotte#mediaviewer/File:Gustave_Caillebotte_-_Paris_Street;_Rainy_Day_-_Google_Art_Project.jpg

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