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ブリヂストン美術館がカイユボットの《イエールの平原》を新所蔵&展示
2015-02-21ランダム表示
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カイユボットの父親マルシャルは生涯で三回結婚をしています。
↑ 父マルシャルと三番目の妻セルストのパステル画
一回目の相手はアデル・ゾエ・ボワシエール(Adèle Zoé Boissière)夫人。
1829年に結婚し二人の子をもうけるが、1836年に亡くなる。
子供のうちの一人が、ギュスターヴ・カイユボットの異母兄であるアルフレッド。
二回目の相手はウージェニー・セラフィーヌ・ルマスケリエ(Eugénie Séraphine Lemasquerier)夫人。
1843年に結婚するが、男児を出産後1週間ほどして1844年に亡くなる。
三回目の相手がセルスト・ドーフレヌ夫人。
1847年に結婚。セルスト27歳、夫となるマルシャルはこの時49歳。
彼女がギュスターヴ、ルネ、弟マルシャル兄弟の生みの親。
この二番目の妻ウージェニーと三番目の妻セルストは叔母、姪の関係なんだとか。
ウージェニーと、セルストの母マリー・セルスト・ルマスケリエが姉妹なんだそうです。
父マルシャルの二番目の奥さんウージェニーが結婚後一年で亡くなり、
ウージェニーの実家であるルマスケリエ家が、一族の中からセルストを後妻として嫁つがせたというような事情があったのですね。
先日「アンリ=コルディエとカイユボットは親戚関係」で「父親マルシャルの前の奥さんつながりなので『血縁』というわけではない」と書いてしまいましたが、それは間違いで
カイユボットとアンリは血のつながりが一応あるわけですよ!
(カイユボットの母方の祖母の父親(曾祖父)のフィリップ・ジョセフとアンリ・コルディエの曾祖母テレーズが兄弟)
この時代の結婚事情はよくわかりませんが、
こうなってくるともしかすると一番目の妻のアデルさんも何らかの血縁関係だった可能性も否めませんね。
あー、今までモヤモヤしていたことがすっきりした!
家系図がまだ修正しておらず申し訳ありません。
実はこのサイトに掲載している「La Dynastie Caillebotte」をよく読んでみたら、しっかり書いてありました^^;;
全編フランス語ですが、ご興味のある方がいたら是非読んでみてください!
カイユボット・ファミリーについてより詳しく知りたい方(フランス語)»
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