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「光を描く印象派展−美術館が解いた謎−」に行ってきました

「光を描く印象派展−美術館が解いた謎−」に行ってきました。

「光を描く印象派展−美術館が解いた謎−」青森県立美術館


展覧会終了超間際に青森でこの展覧会がやっていることを知りまして
日帰り突貫で行ってきました!!!
(交通費だけで5万飛んだ・・・)

この展覧会はよくある展覧会とは異なり、ケルンのヴァルラフ・リヒャルツ美術館/コルブー財団が顕微鏡や赤外線、X線などを使用して印象派の描いた作品を調査した結果を発表するというものでした。

展覧会終了前日夜に取り寄せていた図録と解説書が届きまして、
それを読んだらあまりの興味深さに居ても立ってもいられず!

全ての作品の調査がおもしろかったのですが、カイユボットに限っていうと
彼の描いた作品にポプラの芽や、外で絵を描いた時の器具の跡などがついていることが分かったというのです。

それはまさにカイユボットが戸外で作品を描いたという証拠でもありました。

——————–
画面を調べると、左下に小さな粒が見つかりました。顕微鏡で覗いてみると植物の芽のようです。画面にはポプラの木が描かれている。もしかすると・・・その通り、ポプラの芽であることがわかりました。この作品が強い風の日、実際にポプラ並木の下で描かれたことを示す証拠です。画面の洗濯物をはためかせている風がキャンバスの 上にポプラの芽を飛ばしたのでしょう。
でも作品はたて1m、よこ1.5mを超える大きさです。強い風の中で描くのは大変ではなかったでしょうか?

光をキャンバスにとらえるためには、たとえ強風に邪魔されても戸外で制作する。小さなポプラの芽は印象派の画家たちの信念のあかしでもあります。

(「印象派展−美術館が解いた謎−」サイトより引用)

———————

そうした数々の「証拠」によって
カイユボットのみならず多くの画家がその時代に息をして、
まさに絵を描いていたのだということを身近に感じることが出来て本当に良かった。

カイユボットの展示作品は全部で8点。
これから9エントリくらいに渡って、図録などの要約と感想、
そしてこの展覧会の基礎となる、公式の調査報告サイトの翻訳をお伝えしたいと思います。

公式の調査報告サイトはこちらから »

この展覧会に行かれた、図録や解説書を買ったという方でも、
上記調査報告サイトにはさらに詳しい調査報告が書かれているので必見ですよ★

(あと、「行ってきましたシリーズ」もまだ続きます。)




当時の人が驚いた色彩感覚で描かれた
「コロンブの丘」
  作品概要はこちら


チューブ入り絵の具の登場によって描くことができた鮮やかな色彩
「ジェンヌヴィリエの平野、黄色い野原」
  作品概要はこちら


パリの画材店で買ったキャンバスに描かれた
「アルジャントゥイユのレガッタ」作品概要はこちら


戸外から運んだ装置の跡がついている作品
「トゥルーヴィルの庭」作品概要はこちら


ポプラの芽が画面に付着した
「セーヌ河畔の洗濯物」作品概要はこちら


イーゼル部分の塗り残しのある
「セーヌ川の支流、秋の気配」作品概要はこちら


日中に描かれたセーヌ川岸とボート。戸外から運ばれた跡のある
「セーヌ川岸」作品概要はこちら


朝か午後に描かれたセーヌ川岸とボート。実は下書きを失敗している
「セーヌ川岸の船と小屋」作品概要はこちら

ナショナルミュージアムの特設サイトができたみたい

来月6日からカナダ・ケベック州のナショナルミュージアムでカイユボット展が開催されるのですが、
そちらの方でも特設サイトが出来たみたいですよ!

site.jpg
http://www.mnba.qc.ca/ftp/caillebotte/

まだ中身はあまりないみたいです。
そして例によってフランス語オンリーです。

ただこのサイトの特筆すべき点はメイン画像の「GUSTAVE < ●> MARTIAL」と書いてある所の真ん中のスライダーを左右に動かすと、
カイユボット(ギュスターヴ)の描いた作品と、マルシャルの撮った写真が上手に比較できるようになっている!
というところです。

パリのジャックマールアンドレ美術館の説明には

近年のマルシャルの写真コレクションの研究によって、兄であるギュスターブの作品のパリの眺め、セーリング、庭と川岸といった主題の中に描かれた意識の壮大さが明かされているということが分かってきました。この発見によって当美術館は「マルシャルの写真とギュスターヴの作品を直接比べてみる」という今まで他の美術館がなしえなかったことをすることができました。

とあったのですが、
実際のパリの展覧会の中では、具体的にこの作品とこの写真のここがこのように!!!みたいな比較はされていなかったのはちょっと残念に思っていたので、もしかしたらカナダでの展覧会は少し構成を変えてくるのかも知れませんね。

 + +

上に載せたサイトのキャプチャでは
左は男がバルコニーから身を乗り出している作品で
右はマルシャルがバルコニーから身を乗り出している写真です。

背中のところでうまく繋がっていますが、
カイユボットの作品の方のモデルはカイユボットの友人のモーリス=ブロールト。


他のものも全く同じように写真をそのまま描いたものではありませんが、
マルシャルの写真がカイユボットに影響を大いに与えたとはいえそうですね。

また逆にカイユボットの描いた作品にマルシャルが影響を受けたこともあったのかも?

今度作品の年代と、写真の年代を比較してみようっと。




カイユボット展に行ってきました(8)|戦利品と今後の巡回先

こちらが戦利品でーす。

goods.jpg


■図録 39ユーロ
今ならパリの大きな本屋で取扱いがあると思います。
後フランスアマゾンやイギリスアマゾンなどでも買えます。
(フランス語のみ)

■薄い図録(青いヤツ)9ユーロ
フランスアマゾンで取扱いがあります。
(フランス語のみ)

■DVD 25ユーロ
マルシャルの撮った写真がみられるDVDです。クラシック曲付。
こちらで詳細が確認いただけます。(日本への配送は不可かも・・・)
(フランス語のみ)

■マグネット 4ユーロ
今これは我が家の冷蔵庫に!




さて、以前にTwitterの方で書きましたがこの展覧会、次はカナダに巡回します。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
カナダ・ケベック州ナショナルミュージアム
http://www.mnba.qc.ca/expo_caillebotte.aspx
(2011/10/6〜2012/1/8)

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カナダなら行けるという方は是非!!


パリの展覧会、英語での説明も一切ありませんでした。
同じフランス語圏ということでケベック州でも同様だと思います。

行かれる方は、英語の音声などで予習をしていくのがいいかもしれません。
公式サイトで無料配布しています。

それでは皆様、ボンボヤージュ!


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(1)チケット
(2)ジャックマール=アンドレ美術館について
(3)《遠近法で描かれたパリ》
(4)《カイユボットのプライベート》
(5)《庭での楽しみ》
(6)《近代風景》
(7)《水路》
(8)戦利品と今後の巡回先
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カイユボット展に行ってきました(7)|《水路》

room7.jpg

《水路》


「釣り」「水浴者、イエールのほとり」「イエール川のカヌー」の
イエール川三部作は興味深かったです。
この三作品、微妙にサイズは違うのですが、並べてみるとほとんど同じ大きさ。
釣りをする、泳ぐ、カヌーをこぐといった川での楽しみがそれぞれに描かれているのです。
カイユボットがいかに多くの時間をこの川で過ごしたかが分かるようです。


「セーヌ川に停泊中の船」

そしてこのコーナーでの一番の収穫は今までカイユボット作品の中でも特にとりたてて興味があるわけではなかったヨットの絵が実はおもしろいんじゃないか?というところ。

カイユボットは後期になるとヨットのある風景をたくさん描いているのですが、
ほとんど白黒しか見たことがない、自分自身ヨットになじみが薄いということもあってあまり興味がなく「あー、まー、好きだったんだね」程度にしか思っていませんでした。

しかし今回の展覧会で割と大きめの作品を目の前に見てみると
当然水の色がカラーなことと
あれ、ここにも遠近法や幾何学が・・・・!

カイユボットはずっと遠近法の構図に興味があったんですね。


後期の作品を見直すいい作品に出会った気がします。
あー、いってよかった。しみじみ。


このコーナーに展示されたカイユボット作品

セーヌ水路の小船


アルジャントゥイユ、セーヌの航路


アルジャントゥイユのヨット


セーヌ川に停泊中の船


プティ=ジャンヌヴィリエの土手とセーヌ川


釣り


水浴者、イエールのほとり


イエール川のカヌー


シルクハットのボートこぎ


アルジャントゥイユに続くセーヌ支流、陽光



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(1)チケット
(2)ジャックマール=アンドレ美術館について
(3)《遠近法で描かれたパリ》
(4)《カイユボットのプライベート》
(5)《庭での楽しみ》
(6)《近代風景》
(7)《水路》
(8)戦利品と今後の巡回先
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カイユボット展に行ってきました(6)|《近代風景》



《近代風景》
また「行った」話で恐縮なんですが、
わたくしヨーロッパ橋にもアルジャントゥイユにも行きましたからね!


って・・・なんだかこの頃になってくるとカイユボットの作品を見に来たのか
カイユボットの描いた場所に行ったことのあることを思い出しに来ているのか
よく分からなくなってきます(笑)



「ヨーロッパ橋(習作) 」


習作ではない「ヨーロッパ橋」の本物はまだ見たことがないので
死ぬまでに見てみたいですねぇ。

この習作までは「ヨーロッパ橋」には描かれている犬がいないのがわかりますでしょうか?
男女の位置も微妙に違いますね。



このコーナーに展示されたカイユボット作品

線路のある景色


ヨーロッパ橋(習作)


ヨーロッパ橋(習作・部分)


アルジャントゥイユの工場



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(1)チケット
(2)ジャックマール=アンドレ美術館について
(3)《遠近法で描かれたパリ》
(4)《カイユボットのプライベート》
(5)《庭での楽しみ》
(6)《近代風景》
(7)《水路》
(8)戦利品と今後の巡回先
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カイユボット展に行ってきました(5)|《庭での楽しみ》

room5.jpg

《庭での楽しみ》

「マーガレット」

カラーを知らなかった作品を実際に
カラーで見ることが出来たというのは本当にすてき。

今まで白黒でしか見たことの無かった「マーガレット」は
私、カイユボットはちょっと適当に描いたんだと思ってました(失礼)。
でも実際にみたマーガレットは
深いグリーンの中に白い花が点在していてとってもかわいかったです。
(今度カラーに差し替えますね。)


「ひまわり、プティ=ジャンヌヴィリエの庭」

「ひまわり、プティ=ジャンヌヴィリエの庭」も黄色と緑のコントラストがビビッドな作品でした。




そして「ラン」「ラン(カトレヤとアンスリウム)」「カトレヤとアンスリウム」「白いラン」をまとめて見ることが出来たのもいい経験。
これらの4作品はカイユボットが自分の家のダイニングルームのドアのための装飾扉として使われていました。
当時画家の間で流行っていたとどこかで読んだ覚えがあります。
花が好きだったんですねぇ。うんうん。

「イエールの庭」

実はこの前日にイエールに足を運んでいたので、
この絵の中に描かれている場所に立って息をしたり、
お茶したりしたのかと思うと
本当に今でもテンションの上がる気持ちです!!!

「イエールの庭」に描かれているこの茶色の建物。
今はレストランになっていてこの左横のスペースで私、お茶したの!!!!ひゃほー。




このコーナーに展示されたカイユボット作品

田舎の肖像



バラ園、プティ=ジャンヌヴィリエの庭



イエールの庭



プティジャンヌヴィリエの庭の並木道



イエールの菜園



プティ=ジャンヌヴィリエの菜園



ひまわり、プティ=ジャンヌヴィリエの庭



白い菊、黄色の菊



マーガレット



金蓮花



ラン(カトレヤとアンスリウム)



カトレヤとアンスリウム



白いラン



カトレヤと赤い花咲く植物



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(2)ジャックマール=アンドレ美術館について
(3)《遠近法で描かれたパリ》
(4)《カイユボットのプライベート》
(5)《庭での楽しみ》
(6)《近代風景》
(7)《水路》
(8)戦利品と今後の巡回先
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カイユボット展に行ってきました(4)|《カイユボットのプライベート》

room4.jpg

《カイユボットのプライベート》
室内、窓辺の女性

この展覧会で一番心に残った作品は、このコーナーにあった「室内、窓辺の女性」でした。
前々から思ってはいたのですが、右の男性の頭の位置が疑問符なのですが、それはおいておいて^^;

この作品は116×89cmと大きめの作品です。
この絵の前に立つと、女性の背中からお尻がまず眼に入ってきます。その色は紫味がかった深い青色で、逆光によってほんの少しずつ微妙に色を変えています。
その色の美しいこと!私はカイユボットのこの紫味がかった青色というのが大好きなのです。

そして少し目を広範囲にやるとこの女性が外を眺め我々鑑賞者に背を向けていることが分かります。女性の表情は見えません。
私は批評家でも何でもないので、この絵について「夫婦のすれ違った関係を表している」だとか「ブルジョワジーの都会の退屈な日常の一コマだ」とか断定することは出来ませんが、
この背中の深い青色をみていると何か彼女の気持ちを感じる気さえします。


読書するウジェーヌ=ドーフレヌ


「読書するウジェーヌ=ドーフレヌ」もよかったです。
今までこの絵は普通に友人を描いた肖像画だという認識しかありませんでしたが
その大きさから、調度品の豪華さから、仕上げの丁寧さから、その色から
ドーフレヌ氏の威厳的なものを感じました。

カイユボットの肖像画は少し師匠のレオン=ボナに通じるところがありますね。


昼食


楽しみにしていた昼食もやはり色が違いました!
そして今まで図版で見ていると、どうしてもその中心である三人の人物に目がいってしまっていて気がつかなかったのですが、実際にこの絵を見ると、一番手前の空のお皿があることにより気がつきます。

これは私の(カイユボットの)席であり目線です。鑑賞者が画家の目線を共感できシンクロできる瞬間。
いいですねぇ(* ´З`*)



ピアノレッスン

ピアノレッスンはマルモッタン展の中の一枚として日本に来たことがあります。


このコーナーに展示されたカイユボット作品

麦わら帽子をかぶった自画像


イーゼルの前の自画像


自画像


マルシャル=カイユボット夫人の肖像


読書するウジェーヌ=ドーフレヌ


ジュール=フロワィエの肖像


アンリ=コルディエの肖像


マダム・ルノワールの肖像


昼食


室内、読む女性(室内)


室内、窓辺の女性


ピアノレッスン



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(2)ジャックマール=アンドレ美術館について
(3)《遠近法で描かれたパリ》
(4)《カイユボットのプライベート》
(5)《庭での楽しみ》
(6)《近代風景》
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(8)戦利品と今後の巡回先
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カイユボット展に行ってきました(3)|《遠近法で描かれたパリ》

room3.jpg

《遠近法で描かれたパリ》
まずこのコーナーに入って、とにかく色が違う!と思いました。
今まで図版でみていたものはどちらかというと夕暮れチックな赤みがかった色だったのですが、
本物はカイユボットらしく、もっと青、紫、グレーを基調としていました。
緑色もこんな眠たい色じゃなくてもっとずっとみずみずしい色でしたよ!
今度、新しい図録のスキャニング画像と差し替えますが、それでもやっぱり全然違う。

また、実際に「遠近法で描かれた」作品をこのように一堂に集めると、
カイユボットが遠近法にものすごく興味があったのだ、ということが本当によく分かりました。

「バルコニーの男」

パリの町並みは、昔も今もさほど変わらないと思うのですが、
日本と違って建物の高さがほとんど同じなのが特徴です。
そのため例えば「バルコニーの男」のように屋根によって遠近法が強調されています。
カイユボットがバルコニーをよく描いたのも、線を強調するのに都合が良かった為かもしれません。


「上から眺めた大通り」

カイユボットはオスマン大通りのアパートに弟と住んでいた時期があったのですが
その時も上階に住んでいました。
そこからの眺めがきっと彼の「遠近法好き欲」を刺激したのでしょう。
そこからの眺めを多く描いています。
「上から眺めた大通り」も非常によいです。


これらの絵の前でルノワールやモネその他当時の人々がケンケンガクガク色々な話をしたのだと思うと、それだけで楽しくなってしまう私です。

このコーナーに展示されたカイユボット作品

バルコニー、オスマン大通り


バルコニーの男


オスマン大通り、雪


オスマン大通りの安全地帯


上から眺めた大通り


イタリア大通り


ペピニエ通りの兵舎



雨傘を差す男と女(パリの通り、雨 (習作・部分))


ハウスペインター



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(2)ジャックマール=アンドレ美術館について
(3)《遠近法で描かれたパリ》
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カイユボット展に行ってきました(2)|ジャックマール=アンドレ美術館について



このジャックマールアンドレ美術館というのは
1869年にパリの高級住宅街に建てられた邸宅を改装した美術館です。
カイユボットのお父さんが1866年(ギュスターヴ18歳の時)に建てたミロメニルの家の近所にあります。

map.jpg


二つの家がお互いに交流があったかどうかは分かりませんが、
このジャックマールアンドレの邸宅大通りに面していて、さらにものすごいですから、
カイユボット家がこの邸宅を知っていた可能性は充分にあります。

この展覧会を見て、今までも知ってはいましたが、
カイユボットがお金持ちだと言うことを改めて実感することが出来ました。

(ただしお父さんが事業で成功したタイプであり、元来のお金持ち、上流階級というわけではありません。)

まずカイユボット家の財産がジャックマールアンドレ程ではないにしても、
同じ高級住宅街に家を建てることが出来たので
まずそのことだけでもカイユボットの家がお金持ちだったことが分かります。

そして幼い頃の肖像画があること(飾られていたのは本物かレプリカかは分かりませんでしたがおそらくJul. Ballyの作品です。)、たくさんの写真を撮ることが出来る財力があること、描かれているまたは写真に映っている調度品、ヨットレースなどの趣味、さほど売る気がなかった彼の作品。などなど。



さて、中は、ものすごい人でした・・・。
日本で開かれる、例えばオルセー展のような劇混みの状態ではないにしても
小さい各部屋に常に20〜30人いるような感じです。



美術館の中は写真NGだったのでなにも無くてごめんなさい。
掲載している部屋の様子は特設サイトのものです。

カイユボットの作品は全部で50ありました!
弟マルシャルの撮った写真も飾ってあり、
カイユボットの作品と弟家族との交流、当時の雰囲気を楽しむことが出来ます。


普段のジャックマールアンドレ美術館は8.5ユーロ(オーディオガイド付)で入ることが出来ます。
中にあるカフェもとてもいい雰囲気なのでこちらだけでも是非。

ジャックマール=アンドレ美術館
Museé Jacquemart-André
158 Bd. Haussmann 75008
01 45 62 11 59
10:00〜18:00 休み無し カフェは11:45〜17:30
最寄駅、地下鉄 Miromesnil (9)(13)




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(1)チケット
(2)ジャックマール=アンドレ美術館について
(3)《遠近法で描かれたパリ》
(4)《カイユボットのプライベート》
(5)《庭での楽しみ》
(6)《近代風景》
(7)《水路》
(8)戦利品と今後の巡回先
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カイユボット展に行ってきました(1)|チケット




先日念願叶って「ジャックマール=アンドレ美術館」で開催されていた
カイユボット展「Dans l’intimité des frères Caillebotte(カイユボット兄弟のプライベートな世界)」に行ってきました!!!

7/11、最終日、滑り込みセーフですヽ(^◇^*)/


チケットはこんなです。前売り券です。(シワシワですみません・・・)


前売りがあることは知っていたのですが、海外のサイトで買うことを躊躇していて、
前売りが無くても入れるだろうし、まぁいいかな、と思っていました。

ところが
チケットがないとすごく並ぶから、前もって買っておいた方がいい。すでに○日の前売りチケットも売り切れている。急いだ方がいい!」というアドバイスが。
小さい美術館なので、ある程度の入場制限をかけているようです。
並べば見られるでしょうが貴重なパリでの一日を並びに費やしたくない!

ひゃーーー。コレ目当てでパリまで行って、見られなかったとか笑えない!!!


サイトは基本フランス語で苦労しましたが、何とか購入。
一般は大人12ユーロ。1ユーロ約120円で計算して1,440円です。
オーディオガイド付きだと15ユーロ(ただしフランス語のみ)。

フランスでこのような特別展に行ったことはないのですが、
オルセー美術館やルーブル美術館が通常10ユーロだと考えると高めかもしれません。

私たちは10時の指定で買ったので、その時間に行くと、長い行列を尻目に中に入れるというわけです。
ディズニーランドのファストパスを思い浮かべて頂くとわかりやすいかも。
日本の美術館ではあまり見かけませんね。
こちらで開催される特別展では結構一般的なのでしょうか?


朝10時前に行くと、すでに列が!
line.jpg
ぶひーーー。中の方にも列があったので50〜60人くらい並んでいたでしょうか。
チケットがあるのであらよっとと入っていきます。


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