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ブリヂストン美術館がカイユボットの《イエールの平原》を新所蔵&展示
2015-02-21ランダム表示
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《遠近法で描かれたパリ》
まずこのコーナーに入って、とにかく色が違う!と思いました。
今まで図版でみていたものはどちらかというと夕暮れチックな赤みがかった色だったのですが、
本物はカイユボットらしく、もっと青、紫、グレーを基調としていました。
緑色もこんな眠たい色じゃなくてもっとずっとみずみずしい色でしたよ!
今度、新しい図録のスキャニング画像と差し替えますが、それでもやっぱり全然違う。
また、実際に「遠近法で描かれた」作品をこのように一堂に集めると、
カイユボットが遠近法にものすごく興味があったのだ、ということが本当によく分かりました。
「バルコニーの男」
パリの町並みは、昔も今もさほど変わらないと思うのですが、
日本と違って建物の高さがほとんど同じなのが特徴です。
そのため例えば「バルコニーの男」のように屋根によって遠近法が強調されています。
カイユボットがバルコニーをよく描いたのも、線を強調するのに都合が良かった為かもしれません。
「上から眺めた大通り」
カイユボットはオスマン大通りのアパートに弟と住んでいた時期があったのですが
その時も上階に住んでいました。
そこからの眺めがきっと彼の「遠近法好き欲」を刺激したのでしょう。
そこからの眺めを多く描いています。
「上から眺めた大通り」も非常によいです。
これらの絵の前でルノワールやモネその他当時の人々がケンケンガクガク色々な話をしたのだと思うと、それだけで楽しくなってしまう私です。
このコーナーに展示されたカイユボット作品
バルコニー、オスマン大通り
バルコニーの男
オスマン大通り、雪
オスマン大通りの安全地帯
上から眺めた大通り
イタリア大通り
ペピニエ通りの兵舎
雨傘を差す男と女(パリの通り、雨 (習作・部分))
ハウスペインター
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(1)チケット
(2)ジャックマール=アンドレ美術館について
(3)《遠近法で描かれたパリ》
(4)《カイユボットのプライベート》
(5)《庭での楽しみ》
(6)《近代風景》
(7)《水路》
(8)戦利品と今後の巡回先
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