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カバネルが好きじゃなかったらしい。

アレクサンドル=カバネルはサロン派の画家として、当時大いに幅をきかせていた画家でした。
代表作の一つが「ヴィーナスの誕生(1863)」です。

ヴィーナスの誕生 印象派の画家たちが追い求めていたものとはかけ離れていますね。


汽車が走ろうという時代に海に浮かぶヴィーナスかよ。
と印象派の画家たちが思ったかどうかは分かりませんが、
デ=ニッティス(イタリア画家。カイユボットらと親交があった)によると、カイユボットは友人の息子にこんな冗談を教えたそうです。


Ah! ah! ah! Que la vie serait belle / Si j’étais, ça, si j’étais, ça, si j’étais Cabanel.

嗚呼!もしも、もしも、もしも私がカバネルだったら人生がどんなに美しかろう!


理想化された美しい人物や風景情景を多く描いた
カバネルのことを完全に馬鹿にしていますね(笑)


私はカバネルの作品、好きですけどね r(^ω^*)))

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