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ブリヂストン美術館がカイユボットの《イエールの平原》を新所蔵&展示
2015-02-21ランダム表示
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カイユボットの絵はよく「広角レンズでとらえたような」といういい方をされていて、
実際にKirk=Varnedoeというアメリカの学芸員の方がカイユボットの作品の通りの写真を撮って研究をされてます。
#興味のある人は是非手に取ってみてください♪
#かなり難しいけど、みてるだけでもおもしろいので。
しかし、おもしろいことに、カイユボット自身が自分の作品の構図のために
写真を撮ったという記録は(少なくとも私の知る範囲では)残っていないのです。
デッサンは残っていますが、写真はないんですよ。
カイユボットの弟のマルシャルが写真を撮るのが好きだったので、
もちろんカイユボットも撮ったことはあると思うのですが、
彼は撮った写真をそのまま倣って絵にするようなことはしませんでした。
最近ちょっと違うかな〜、と思っています。
写真は残っていないけれどもかなり参考にしていたんではないかと考えています。(2010/08/13)
彼はジャポニズムの影響があったにしても
「ファインダーで切り取る」という感覚が非常に優れていたと思います。
ね?
彼の風景をとらえる「眼」そのものが、レンズに近かったのかもしれませんね。
また非常に個人的な意見ですが、
こうして風景をレンズで見るかのような客観的な感覚を持っていたからこそ
カイユボットは、アカデミーや世間の評価に左右されることなく、
印象派の良さを理解し支援できたのだ、と私は思っています。
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